消費者金融系と銀行系のカードローンの違いについて。
お金に困った時のピンチを救ってくれるおすすめの方法が、カードローンの活用です!
カードローンとは、金融機関やカード会社等が提供している個人向け融資サービスのことです。
しかし、カードローンには銀行とノンバンク(消費者金融・信販会社)に大きく分けられ、これらの貸し付条件には大きな違いもあります。例えば、代表的な違いは次のようになっています。
- 金利の違い
- ローン審査の違い
- 無利息期間の違い
この他にも知っておくべきメリット・デメリットがあります。
今回は、多くのみなさんに選ばれている銀行と消費者金融のカードローンに焦点を当て、徹底的に比較していきたいと思います。
どっちを選べばいいのか?おすすめはどっちなの?
については、それぞれ使う人の理由や悩みによって、銀行か消費者金融か?を決める必要があります。
さらに同じ銀行系・消費者金融系同士の中でも比較してみると違いがずいぶん見つかります。このページを読んでいただければ、選び方が理解でき、ご自身にぴったりのカードローンが見つかるでしょう。
本記事では、銀行と消費者金融の特徴別におすすめのカードローン会社をご紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてください!
約10年間関西の銀行でリテール営業をメインとして預金・カードローンの受付・審査等を担当をしていました。経験者であるからこそわかるローンに関する知識を読者の方の「知りたい情報」に役立てることができれば嬉しいと思っています。中立的な立場で親身なアドバイスを心がけています。
大手生命保険会社勤務時にはファイナンシャルプランナーとして、お客様のニーズに応じたライフプランを作成し、保険・投資信託商品を提案。現在は、金融関連の記事を得意とするライターとして活躍するとともに、セミナー講師も務める。保有資格:2級FP技能士(AFP)、証券外務員2種
大手生命保険会社勤務時にはファイナンシャルプランナーとして、お客様のニーズに応じたライフプランを作成し、保険・投資信託商品を提案。現在は、金融関連の記事を得意とするライターとして活躍するとともに、セミナー講師も務める。保有資格:2級FP技能士(AFP)、証券外務員2種
消費者金融は貸金業、銀行とは適用法律が違う点で注意すること
消費者金融は「貸金業」にあたるため、「貸金業法」が適用されます。銀行は「銀行法」が適用されます。※ちなみにJCB等のクレカ(クレジットカード)会社は貸金業となります。
利息制限法と総量規制
貸金業法には、次の2つの法律が適用されます。
- 利息制限法・・・貸付額によって適用できる金利年率上限がある
- 総量規制・・・債務者に年収の3分の1以上の貸し付けはできない
銀行法にはこの要件はありません。しかし、現実には銀行もこの2つの法律の条件を目安にして自社基準を設けています。
法律の適用は違いますが、カードローンに関していうなら、法律の違いによる区分けは、借りる側としてはあまり深く考える必要はないでしょう。
では実際に何が違ってくるのか?を項目ごとに解説していきます。
ローン審査の違いを比較。申し込み時間やハードルの温度感
まずは、消費者金融系カードローンと銀行系カードローンの審査の流れとして共通している点を確認しておきましょう。
本人の申し込み
今ではほとんどがインターネット・WEBからの申し込みです。
本人確認がおこなわれる
申し込み後、本人に電話連絡をして借り入れの意思等を確認。
仮審査(属性スコアリング)
個人信用情報機関に申し込み者の情報を照会。年収・職業・雇用形態等をチェックします。
本審査
申し込み内容や提出書類のチェック。不備や間違い等がないか?を見ていきます。
在籍確認
勤務先への電話確認。
契約
契約が完了するとメール連絡がきます。
消費者金融会社から開示されているカードローン審査通過率の数字等を比較してみると、消費者金融でのローン審査の方が通過している率は高いものになっています。
理由としてはまず、金利の違いです。
銀行系カードローンの方が消費者金融系カードローンよりほぼ低金利になっており利息の利益が少ないため、できる限りリスクを小さくすることを重視します。そのため、銀行は申し込み者の勤続年数・雇用形態等もシビアに見ます。
また、銀行は預金を扱っており、多くの人が預けている大切な資産がローンの貸付原資にもなっていることから、貸し倒れリスクが高くなるような貸し付けは避ける傾向があります。
そのため、全体的に消費者金融系より「厳格性」を常に求めます。これらの理由で、ローン審査通過のハードルの違いが生まれています。
金利の違いを比較すれば主に銀行系の方が低い
金利に関して違いを解説します。
金利は、消費者金融系と銀行系のカードローンの比較で違いが大きい項目の1つです。
結論からいうと、
主に銀行系カードローンの方が消費者金融系カードローンより低金利設定にされています。
たとえば、大手銀行と大手消費者金融の公式サイトに掲載されている金利(年率)を見てみると、次のようになっています。
- 消費者金融系・・・約3.0%~約18.0%
- 銀行系・・・約2.0%~約14.5%
このように銀行系の方が低くなっており、上限の金利に大きな違いがあります。
100万円以下の貸付限度額で契約した場合は、ほとんどがこの上限金利の設定となるので、借入先選びの際は、上限金利を目安にしましょう。
この違いが実際に同じ金額のキャッシングをした際に、支払う利息が高い・安いの違いが出てきます。
たとえば、50万円を借りて2年かけて返済するとしても、金利が18.0%と14.5%では、支払う利息に約2万円の差が出ることになります。
借入金額と金利を使って利息の計算が簡単にできます。詳しい計算方法はこちらのページを参考にしてみてください。↓
消費者金融系会社の金利が高い理由
銀行は融資だけでなく、預金、振り込み、投資信託などの運用他、多くの業務をおこなっています。それぞれから利益を得る仕組みになっているため融資の際の金利も低めに設定することができます。
しかし、消費者金融の収入源は融資、つまりキャッシングの利息がメインとなるため、少しでも多くの利益を得るために金利を高く設定しています。
各会社の金利を比較
大手のカードローン会社の金利を比較したページがありますので参考にしてみてください。↓
無利息期間の違い。初めての融資はアコムやアイフルがお得な理由
初めてカードローンでキャッシングをするなら、消費者金融系の無利息期間が適用できます。
- アコム
- レイク
- プロミス
- アイフル
上記の大手消費者金融では無利息期間サービスがあります。大手銀行では無利息期間サービスがほとんどありません。
即日借りる必要があるなら消費者金融一択
消費者金融系カードローンでは、最短即日融資が可能な会社が多く存在します。したがって、「今申し込みをして、すぐお金を借りる」こともできます。
特に大手の消費者金融系カードローンでは、どの会社も即日融資をおこなっています。どんな特徴があるのか?会社別に解説していますので、参考にしてみてください。↓
銀行系カードローンで「最短翌日融資」ができる会社
銀行系カードローンでは、即日融資ができませんが最短翌日融資ができる会社があります。翌日融資ができる銀行カードローン他、いくつかのおすすめ会社の解説を参考にしてみてください。↓
大手の消費者金融系と銀行系カードローンおすすめランキング一覧
全国的に知名度が高い「おすすめのカードローン会社一覧」です。
カードローン会社名 | 会社の種類 |
---|---|
JCBカードローンFAITH(フェイス) | 貸金業(信販系) |
三井住友カード カードローン | 貸金業(信販系) |
アコム | 貸金業(消費者金融系) |
レイク | 貸金業(消費者金融系) |
プロミス | 貸金業(消費者金融系) |
アイフル | 貸金業(消費者金融系) |
SMBCモビット | 貸金業(消費者金融系) |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 銀行系カードローン |
みずほ銀行カードローン | 銀行系カードローン |
楽天銀行スーパーローン | 銀行系カードローン |
横浜銀行 | 銀行系カードローン |
三井住友銀行 | 銀行系カードローン |
千葉銀行 | 銀行系カードローン |
あらゆる角度からみて「おすすめ」できる、銀行系カードローンと消費者金融系カードローン会社のランキングをみて、じっくりと比較してみましょう。↓
借り入れ・返済にコンビニATMが使えるのはどっち?
現在では、大手銀行系カードローンも消費者金融系カードローンも、コンビニATMでの借り入れ・返済ができる会社が多くなっています。
したがって、大手カードローン会社であれば「借り入れや返済」で手間や時間がかかってしまうような、低いサービス体制の会社はほとんどありません。
ただし、編集部からアドバイスしておきたいのは、「コンビニATM手数料が無料のカードローン会社」を検討することです。
なかでも、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は主要提携コンビニATMの利用手数料がすべて無料で利用できますので、おすすめできるカードローン会社のひとつです。
それぞれのカードローンの比較についてよくある質問と回答
消費者金融系カードローンと銀行系カードローンそれぞれについてよくある質問と回答FAQです。
適用される法律が違います。貸金業(消費者金融)は貸金業法、銀行は銀行法となります。その他の違いはこちらで解説しています。※詳しくはこちら
一般的には銀行系の方が消費者金融系より低金利といえます。※詳しくはこちら
一般的には消費者金融の方がローン審査がとおりやすいといえます。